縁起だるまの始まり
今から200年ほど前、天明3年に浅間山の大噴火があったり天変地異が多く起こり、大飢饉となってしまいました。
この惨状を見かね、生活の苦しかった付近の農民救済のため9代目の住職東嶽和尚は、開山心越禅師の画かれた「一筆達磨坐禅像」をもとに木型を彫り、張り子のだるまの作り方を伝授しました。
そして正月七草大祭の縁日に掛け声勇ましく売られるようになったのが縁起だるまの始まりです。
縁起だるまの特徴
まゆ毛は鶴が向かい合い、鼻から口ひげは亀が向かい合った鶴亀の顔で、お腹には大きく福入りと書かれているため、縁起がいいことから縁起だるまと呼ばれています。
達磨寺の
縁起だるま
達磨寺では近隣のだるま屋さんが精魂込めて作り上げるだるまさんをさらに祈願をして御札を張り、授与品として授与しております。
他にはない特別なだるまさんをお受けください。
願掛け
縁起だるまは願掛けだるまです。
だるまさんに向かいあい、まず心を静め、願いを込めて向かって右に眼を書き入れます。
そして一年間無事に過ごせた時、あるいは願いごとが叶えられた時に、感謝の気持ちを込めてもう一方の眼を書き入れます。
達磨大師のように、いかなる困難も克服し、願いごとが成就して無事にだるまさんの両眼が開けられるよう、惑わされず、振り回されず、正しい心の目を見開いて精進いたしましょう。

だるま開眼
だるま開眼とは和尚がだるまさんに魂を込める祈願です。
最初の一筆を書き入れ点眼を入れ、魂を込めて祈願をします。
ご自宅や会社に戻られてからご自身や皆様で願いを込めて、点眼からさらに大きな眼を書きえがいていただきます。
当山で授与するだるまさんはもちろんのこと、だるま屋さんやその他で購入されただるまさんにも開眼をすることができます。
当山以外のだるまさんには背中に御札をお張りいたします。
ご自身の名前や社名などをだるまさんに書き入れ、祈願をする特別なだるまさんを作ることができます。
お守りいただいただるまさんを御供養いたします。
お寺の境内でおもいを込めただるまさんを作るだるま絵付け体験
縁起だるまのもとになった禅宗の始祖